
デレク・ツァン監督が単独監督デビューを飾り、幼なじみの2人の女性が同じひとりの男性をめぐって相争いながらも、長きにわたってかけがえのない友情を育むさまを、切なく繊細に描いて高い評価を獲得した秀作。W主演したチョウ・ドンユイとマー・スーチュンが、第53回金馬奨で史上初めてそろって主演女優賞に輝いたほか、第36回香港電影金像奨では12部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。 上海で穏やかな生活を送っていた安生(アンシェン)のもとに、人気のネット小説「七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」を映像化したいという映画会社から連絡が届く。小説の作者は七月(チーユエ)という名の女性で、「七月と安生」は幼馴染の女性2人の友情を描いたもので、作者の自伝的要素が強い作品だった。しかし、チーユエの所在が不明のため、映画会社はもうひとりの主人公・安生のモデルと思われるアンシェンを捜し出し、連絡をしてきたのだ。そんな彼らに対し、アンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と嘘をつく。だが本当は、アンシェンにとってチーユエは特別な存在であり、かつて2人はかけがえのない親友同士だった。やがて、小説に描かれた2人の物語に秘められた、驚きの真実が明らかになっていく…。

